ルーヴル美術館展
2008年04月06日

自分がルイ15世や16世の正妻や愛妾だったら、
やはり市民は顧みず、豪奢な暮らしをしていたのだろうか・・・。
私の中では、
「ベルサイユのばら」のイメージが強いフランス革命だけど、
もしもかの時代に生きていたとしたら、
たとえその先に悲劇が待っているとわかってはいても、
束の間の幸せを、選ぶのかもしれない。
一度でいいから、
絢爛豪華な生活を、してみたいじゃない。
ねぇ。
上野の東京都美術館で、
マリーアントワネットの使用していた調度品が、
数多く展示されているのを見ながら、
そんな風に過去に思いを馳せた。
展示が明日までなので、結構混んでたけど、
楽しく周ることができた。
一緒に行った二人が、
フランスはもちろんオーストリアにも行ったことがあるので、
一つ一つの展示から広がる話題がおもしろすぎで。
実際に現地へ赴いたような気分になれた。
ルイ15世の愛妾、
ポンパドール夫人やデュバリー夫人の遺品も多く、
湯水のようにお金を使わせた女たちの、
その豪奢ぶりが大いにうかがえた。


銀食器、テリーヌ入れの輝き。
塩入れの華美な装飾。
ソース入れの凝ったデザイン。
嗅ぎ煙草入れの細かな彩色。
金の蜀台の繊細な造り。
元の用途とは関係ない部分での飾りつけが、
ごてごてとくっついていて。
すっごく奇麗だし、惚れぼれするけど…
そりゃあ市民も暴動を起こすって。ね。


最後に、マリーアントワネットの旅行携行品があった。
銀食器にも、カップにもお皿にも、
すべてにMAのマークが付いていた。
「私のもの」という証。
憎らしくも可愛らしい。
国王一家は、逃亡中に捕えられ処刑されたけれど、
ベルギーに送付したこの鞄は無事に届いたそうだ。
美しさの裏にある、悲劇。
国王一家の悲劇と。
その国王らに苦しめられた市民の悲劇と。
…表の麗しさとの対比がなんともいえない。
オーストリアから15歳で嫁いで。
三十年の奢れる生活の後、
民に追われ。
38歳、ギロチンで斬首刑。
ハプスブルグ家の女、マリーの生涯は、
あまりにも刹那的だ。
もしも成り替わるなら・・・
三日だけで、いいかな(笑)
Posted by くみちょ at 00:03│Comments(1)
│もしもボックス
この記事へのコメント
**またまたみかんです**
独身時代(もう10年以上前)に待望のヨーロッパ3都市(イギリス、イタリア、フランス)巡りをして、ベルサイユ宮殿へ行きました~~夢のような世界でした。良い思い出でで懐かしいです(^-^)**
東京にお住まいだと世界各国の沢山の情報が集まって来るので良いですね~これからも東京からの新しい情報の発信楽しみにしています(^0^)/**
独身時代(もう10年以上前)に待望のヨーロッパ3都市(イギリス、イタリア、フランス)巡りをして、ベルサイユ宮殿へ行きました~~夢のような世界でした。良い思い出でで懐かしいです(^-^)**
東京にお住まいだと世界各国の沢山の情報が集まって来るので良いですね~これからも東京からの新しい情報の発信楽しみにしています(^0^)/**
Posted by みかん
at 2008年05月02日 15:57
