連鎖反応
2008年01月09日

ネズミ年です。
猫さんをだまして。
牛さんの上に乗って。
神様のところに一番乗りしたネズミ。
十二支のお話で、
どうしてネズミさんは、そんな扱いだったんだろう。
人々にとって、ネズミってのはそういう狡賢い存在だったのかな。
なんか、由来から当時の思考過程をたどるのも、おもしろそうね。
人の思考=連鎖反応。
連想の繰り返しで生まれるもの。
そして、一つの事柄から連想される事柄は、
ある程度は他人同士でも共通している。
思考過程において、万人に共有する部分がある。
それってすごいと思う。
そういえば、
十二支を覚えるときにこう習った。
―ネズミは子だくさんで、縁起のいい存在。
だから、「子」で表すのよ。
―「午(うま)」という漢字を「牛」と書かないように!
馬にツノはないでしょう。
だから上に突き出しちゃダメなのよ。
午前・午後は、十二支で時刻を表していたのが語源なのよ。
単純に「あんきしなさい」じゃなくて、
その言葉にまつわる雑学的な知識(連想事項)を得ることで、
その言葉が自分のものとなっていく気がしたものだ。
漢字を覚えるときなんか、
字の作りを知ると知らぬとで、
学ぶ楽しさが変わってくる。
「女」=忍者のくの一は、おんなのこ。
「親」=木の上に立って、子を見る存在。
成「績」=積み上げるのではなく、績(つむ)いでいくの。
なんか、他にもイロイロ習った気がするのに、
いまいち覚えていない自分が恨めしい。
一つのモノの周りに、それに関連する事項が結びついて。
脳内ってのは、そんな網の目状態。
今回は、ネズミから漢字へ。
そうして連想しつつずれていく思考を楽しむのが、
どうやら私の好みらしい。
今日も、新しい連鎖が、脳内発生しそうだわ☆
Posted by くみちょ at 01:43│Comments(0)
│ことばのせかい